「耳鼻削ぎの日本史」(清水克行)
- 作者: 清水克行
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2015/06/04
- メディア: 新書
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気になったところ、試験に出そうなところをφ(`д´)カキカキ
- 中世社会の耳鼻削ぎ刑は、ほとんどが女性に科せられたものだった。
- 死刑と労役刑の中間にあたる刑罰としての耳鼻削ぎ刑
- 中世社会では、耳鼻を削ぐことが死刑に準じるもの。
- 女性の殺害を忌避し、女性の刑罰は軽減されるべきという通念。
- なぜ日本社会は中国から宮刑を輸入しなかったか、という問題
- 人格を象徴する部位である耳鼻を失うことは限りなく死に等しい、という考え
- 豊臣秀吉が日本国内で行われていた耳鼻削ぎをほとんど何の躊躇もなく、対外戦争に輸出してしまったことが最大の問題である。固有の文化は尊重され、強要は許されることではない。
- 秋田藩、院内銀山で、耳鼻削ぎ(奉行 梅津政景の日記)
- 江戸時代初期~前期に行われた耳鼻削ぎの特徴①「女性に対する刑罰」という認識はほとんどうかがえない。②中世より大規模かつ頻繁に執行されるようになる③厳密な法定刑の位置づけがあたえられる④より肉体的、精神的苦痛を与えてから死刑もあり⑤「見せしめ」としての意味合い